X楽を聴いたことがない人に聴いてほしいX楽の曲10曲

この記事 洋楽を聴いたことがない人に聴いてほしい洋楽入門曲10曲 | ネタ・おもしろ・エンタメ | 大学生活 | マイナビ 学生の窓口 がある意味最高だったので自分でも記憶から引き出せる限りで拾ってみた。「いい曲といえば」で思い出した、歌が入っている、特長が分かりやすい、かつ誰でも知っている風でない、Youtubeで聴ける曲。

1. Sherina Munaf "Sebelum Selamanya"

インドネシアの若手歌手。弦楽とアコギと少しの打楽器。キラキラとポップだけど落ち着いた深い表現。聴いていると霧雨に優しく覆われているような感覚を覚える。歌詞は機械翻訳したところ、これから一緒に生きていく恋人に静かに覚悟を迫る感じみたい。

2. Saint Etienne "Soft Like Me"

ラップをフィーチャーして、Sarahの声はあくまでコーラス的に使われるという、ある意味このバンドらしい曲。でそのコーラスがまた超キャッチーという構造で、メインボーカルであっても素材的に使っちゃうよというのが「らしい」点。目覚めに聴きたい爽やかな一曲。

3. Lidjo Kwempa "Ceci-Cela"

Papa WembaのViva La Musicaに1982年に参加したLidjo Kwempaによる、ルンバ・ロック界屈指の名曲。2バージョンあって、片方はかなり入手困難な模様。その片方を買ったらこの曲だけ収録されていなくて小生意気消沈したことがあった。ずっとダラダラ続いてるのにマジカルな瞬間がたくさんある、不思議な曲だ。

4. Stereolab "The Free Design"

ピアノとベースがひたすら繰り返す、六拍子のオスティナートに対するゆったりめの管楽器、さらにメインとコーラス二つのボーカルの対照がひたすらかっこいい。スピリチャルジャズのようなテイストで感触はどこまでもソリッド、ミニマルで濃い。なぜか曲中でABBAが引用される。

5. Max Roach "Garvey's Ghost"

アフロキューバンジャズの枠を超えてなにやら正体不明なものが出てきた感。ジャズ=黒人音楽が本来持つトライバルなところと宇宙的なところを汲んで煮詰めてAbbey Lincolnをトッピングしたみたいな。メンバーがメンバーだし、前衛的といえば前衛的だけど分かりやすい突破力がある。

6. The Tears "Lovers"

仲たがいしたブレットとバーナードがいきなりバンドを組んでこんな曲を出したという背景なしでもこの爆発するポジティブぶりは心配させられるほどだし、やっぱりナヨっとしてるボーカルも美しい。

7. Silvia Iriondo "En casa de Mariquita"

元はMercedes Sosaが"Mujeres Argentinas"で歌ったのが有名だけど、これも凄い。元曲を知らなくても全然いける。打楽器と歌だけでアレンジしてあって豊穣そのもの。

8. Eddie Palmieri "Puerto Rico"

熱くて哀愁たっぷりのサルサ。Ismael Quintanaの男前ぶり、ソンモントゥーノの掛け合いに思わず興奮するし、ピアノや管楽器のソロもかっこいい。という具合で美味しいところが入れ替わり立ち代り長く続くのが好き。

9. La Yegros "El Vendito"

デジタルクンビアで今一番いけていると個人的に思う。土っぽさとエレクトロといなたいメロディと。"Illuminada"とどっちにするか迷うけど、サビの「チャマメー」が面白いからこっちにした。

10. Fela Kuti "Open & Close"

数ある名曲の中から特にこれを選ぶ必然性はあまりないが、ブラスリフの切れ味はもちろん、途中の語りがかっこいいということで。